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パイパー（Piper）/パイパー・エアクラフト社

パイパー・エアクラフト（The New Piper Aircraft, Inc.）はアメリカの軽飛行機メーカーである。フロリダ州ベロビーチにある。

テーラー兄弟によって1920年代に設立されたTaylor Aircraft Companyを、1937年にW. T. パイパーが引き継いでPiper Aircraft Corporation を設立した。

パイパーカブ（model J-3 Cub）は高翼単葉単発複座の軽飛行機で、低価格の練習機として量産された最初の機体である。1950年から1995年まで軍の練習機として使われたものが多く民間に売却されて使用された。カブよりも若干高馬力のスーパーカブはグライダーの牽引によく使われている。北米においては、いまだにパイパーカブは軽飛行機の代名詞になっている。

1980年代前半には、製造物責任法に基づく登録時機体保険料（メーカーが支払う事を強制されていた）の高騰によってレシプロ小型機の販売は事実上不可能になってしまい一旦倒産に追い込まれている。その後製造物責任法の一律適応から小型機が除外されたことで操業を再開した。現在の主力商品はレシプロ単発予圧機のPA-46マリブ・ミラージュとそのターボプロップ換装型メリディアンである。現在、単発ジェット機パイパージェットを開発中である。